4月

4月になりました。大震災から3週間。


その日、京都でライブだった僕は、その時、まさかこんなにおおごとだとは思いもよりませんでした。


連日の報道で、被災地の現状を見るにつけ、本当に心が痛みました。被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。


僕は相変わらず、募金、節電、そんなささいなことを繰り越す日々です。


3月11日を境に、取り巻く環境というか世の中の空気は、大きく変わったと感じます。被災地の方々はもちろん、被災地以外の人も。


数日前、スピッツ草野マサムネさんが、震災のストレスで倒れたとのニュースがありました。

「しっかりしろよ」という批判的な意見もあるようですが、決して例外的なことではないように思います。多くの方が心を痛めている。日本じゅうで、世界のあちこちで。



Twitterで、被災地へ医療スタッフとして行かれた方のブログが紹介されていて、僕も読ませてもらいました。現場で、懸命に活動されていた方だけが書ける文章だと思います。涙が溢れました。ご一読をおすすめします。


http://blog.goo.ne.jp/flower-wing


その中で、こんなくだりがありました。


『直接の被災地でない私たちの支援の形は経済効果として支障のない程度に今まで通り、飲んで、食べて、仕事して、お金が出来たら気持ちばかりの募金して

それも大事なことだと思います。




お金を動かす人、

人々を活気づける人、

目の前の仕事を精一杯する人、

支援の形はそれぞれです。そして今だけでなく、このトンネルを抜けるのは長期戦であるということを念頭に。

自分の生活や仕事に支障のない程度に節電に心がけて、きちんとした団体へやはり支障のない程度にお金を募金するのも大きな一歩です。』


自分の無力さを感じたり、これまでと同じことをするだけで、何か後ろめたいような気がしてしまう。そんな感じを覚えてしまうこともあっただけに、この文に、救われた気がしました。


僕は、僕のやるべきことをやって、自分なりにできる支援を続けたいと思います。